DATE: 2018/07/16(月)   CATEGORY: Nucleoマウス
Nucleo-32boardを使ったクラシックマウスの開発その7 ~シャーシ&モーターマウントの設計 Part4~

今回はKiCadでの作業についてです。

KiCadでPCBを設計する基本的な流れは、
① 回路図を作る
② フットプリントを割当てる
③ アートワーク
です。

シャーシを作る場合も基本的に
同じ流れで作っていきます。

KiCadの使い方はこちらがわかりやすそうです。

コンポーネントライブラリの作り方
フットプリントライブラリの作り方
は上の資料の後半を参考にしてみてください。


・回路図

シャーシ回路図

これだけです。
シャーシなら何もいらないと思いますが、
ベタを張る関係で必要となります。
これが無いと、外形に沿ってベタが張れませんでした
→もっと簡単な方法があるなら知りたい

ベタを張らないならコンポーネントは必要ありません。
また、形式上必要なだけなので
ERCは無視して大丈夫です。

アノテーションを振ってフットプリントの割当てに移ります。
(1番左のアイコン)

アノテーションやら


・フットプリントの割当て

フットプリントを割当てます。
(3番目のアイコン)

割当てるフットプリントは
スルーホール一個でいいです。

スルーホール

割り当てが終わったら、
ネットリストを生成しましょう。
(1番右のアイコン)


・アートワーク

前回作成したDXFファイルを読み込みましょう。
ファイル→インポート→DXFファイルにて読み込めます。
このとき注意することは、

① 原点を指定しておく
→シルクデータを重ねるときに楽

② レイヤーをEdge.Cutsにする
→外形はEdge.Cuts、シルクはF.SilksとB.Silks

③ ファイル名に日本語が入っていないこと
→ファイル名は半角英数字でつけましょう

DXFの読込み

外形データを読み込めたら、
次はネットリスト→現在のネットリストを読み込む
より先ほど割り当てたスルーホールを読み込みます。
読み込んだスルーホールは外形内のどこかに置いておきましょう。
今回は中心に配置しました。

ネットリスト読込み後

最後にベタパターンを張ります。
塗りつぶしゾーンを追加→F.Cu→GNDD
を選択します。下のパラメータはデフォルトでいいでしょう。
下の図のように基板外形を囲うように選択します。
裏面B.Cuについても同じことをしてあげます。

全面ベタ

最後に、シャーシに描きたいデザインを入れて終わりです。
Fusion 360でスケッチを描いてDXF出力→同様に読込み
の手順で足すときれいに描けます。
機体の中心線は描いておきましょう。
マウスの調整のときに役立ちます。

シルク


・ガーバーデータの出力

基板製造を依頼する場合、
ガーバーデータを送ります。

ガーバーデータの出し方はこちらを参考にしてください。

参考に自分の設定を示します。
今回は裏面にシルクを入れないので裏面シルクは出力しません。
シルクを入れない場合、シルクデータを送る必要はないそうです。

ガーバーの出力設定

ドリルの出力設定


出力したガーバーデータは発注前に
必ずガーバービューワーで確認しましょう。
→発注ミスを防ぎましょう

Elecrowへの発注方法もこちらを参考にしてください。

発送方法は「OCS/ANA」がオススメです。


これで一週間ほどでPCBで作られた
シャーシ&モーターマウントが送られてきます。

あとはパーツを切り分けて
組上げれば完成です。

組立て完了



Copyright © うむ夫の歩み. all rights reserved.